IT業界において女性は収入を見込めるのか

昨今保育園の待機児童問題や各種ハラスメントの問題など、女性の社会進出を阻害する数々の要因が大きな課題としてクローズアップされるようになってきました。それに対して政府は平成28年4月1日に「女性活躍推進法」を施行し、人材活用において性別差を生じさせないような措置を講じるなどの対策を行っています。
そのため、性別に関わらず活躍できる職場が急速に増加しつつありますが、その旗手の一つと言えるのが、IT業界です。いろいろな働き方ができるため、子育てや家事に追われているような人であっても仕事をこなすことができ、今後もその裾野が広がっていくことは間違いありません。
一方でどれだけの年収が得られるのかという点は千差万別です。以前からある業種と違って確固たる基準があるわけではない上に、成果主義に基づくためこなした仕事量や保有するスキルの数で収入は大きく変わります。ITに関する業務を専業として年収300~500万円を超える収入を得る人もいる一方で、「家計の助けになる程度で良い」といった考えにより年収30万円にも満たないような人もいます。
換言すれば、IT業界における女性の働き方は多種多様であるとも言えます。「IT」と言うとどうしても尻込みしてしまう人も多くいますが、これほど性差に関わらず収入を見込むことができる業界も多くはないため、まずは自分がどれだけ年収を得たいのかという目標を定めた上で飛び込んでみるのも良いかもしれません。